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自己認識の方法

自己認識を単なる主観ではなく、客観として把握する術は存在する。自分ではいくら正しい人間であると思って公明正大に振る舞っていても、いざ誰の目のないところでは他のものに手を付けるようでは「正しい人」とは言えない。彼は一見正しい人であるように見…

徳と習慣

自己を確立させるため必要なのは、外的な幸福ではなく、徳である。しかし、このことを本当に認識することは難しい。たとえば、「過度の飲食は避けるべし」といっても、これを抑えようとすると、とたんに反論や例外を申し立てる無数の言論が発生する。その一…

「本当の自分」とは

「本当の自分」とは何か。それはどこかに存在している「核」のようなものではなく、自ら作り出すものではないだろうか。「自分がどうありたいか、あるべきか」これが「本来の自分」と呼ばれるものであり、理想のことである。ただ、その理想を考えるためには…

罪の本質

自分は何でも意のままに行動し、選択できるはずなのに、気が付くと環境に振り回されてしまっている。あるいは、自ら望んでした行為のはずなのに、意に反してしまっている。そのような時に私は自己を喪失してしまっている感覚に襲われる。罪と呼ばれる体験の…

心の中の怪物について

得体のしれない怪物が心の中に住み着いていて、それが私に絶え間なく暴力をふるうのだとすれば、私には勝ち目はきっとないだろう。しかし、その怪物の正体を見極めることは私にはできるのではないだろうか。そのことで、問題が胡散霧消するわけではないとし…

真理について語る言葉

個々の経験の本質を言葉で捉え、これから起こる出来事について見通しを立てる。そこから個々の経験を超えた真理について人は語ろうとする。だからあらゆる思想の出発点にあるものは、個別的な経験である。真理について語ることは、しばしばもはやその先にい…

書くことの意味について

私はあちらこちらへと思考が彷徨い、一貫した態度で生活に臨むことができない。その結果、私は自己嫌悪に陥る。だから、私は自分自身の思考を書き現すことで、自分自身の思考の道標を立てておきたい。