自己認識の方法

自己認識を単なる主観ではなく、客観として把握する術は存在する。自分ではいくら正しい人間であると思って公明正大に振る舞っていても、いざ誰の目のないところでは他のものに手を付けるようでは「正しい人」とは言えない。彼は一見正しい人であるように見えるけれども、実は最初から不正の人だったのである。